まんが喫茶は生き残れるのか?

私の子どもの頃は,まだ貸本屋というのがあちらこちらにあったのですが,現代の貸本屋は,まんが喫茶ですね。このまんが喫茶,あんな低料金でなぜやっていけるのだろうか?といつも不思議に思っていたのですが,ご承知の通り,その存在を危うくする制度ができようとしています。今年改正された著作権法で,2005年1月1日より書籍・雑誌の貸与権が発効するので,その権利集中管理を行うための有限責任中間法人出版物貸与権管理センターが現在,利用者側(レンタルブック店とかまんが喫茶ですね)に登録要請をしているのですが,これがうまく進んでいないとのこと。貸与権管理センター側の条件は,「発行より3週間貸与禁止,使用料280円」なるもので,この280円のうち分けは,作家に80円,出版社・取次・貸与権管理センターに200円。低料金のレンタル店が仕入れの際に1冊280円もの上積みを認めるはずはなく,交渉は暗礁に乗り上げています。問題は,貸与管理センターの管理手数料71%(出版社と取次には使用料をとる権利がないので)と高額な点で,たとえば日本音楽著作権協会の手数料など10~15%ですから,みなそこに胡散臭い雰囲気を感じ取っているわけですね。